どうすれば給料が上がるのか?
「どうすれば給料が上がるのでしょうか?」
顧問先会社の従業員からよく聞かれる言葉です。
ここのところ毎日毎日、テレビも新聞も値上げの話題ばかりですね。
小麦が値上がりしたのでパンや麺類も値上がり、
お菓子類も値上がり、
夏には電気料金も上がるとのこと、
ガソリンなんかは上がったきり下がる気配すらない。
こんな値上がりのニュースばかり報道されていますが、賃上げの話題は年1回の春闘のときにしかありませんね。
でも、この春闘って大企業やそのグループ企業の年1回の賃上げ交渉で、中小企業では春闘なんてありません。
そこで、冒頭の、中小企業の従業員が「どうすれば給料が上がるのでしょうか?」の回答
私の答えは2つ。
1.給料が上がらないと困る理由を根拠に社長と交渉する
例えば、
「子供が小学校に入学したのでお金が必要です、給料をあげてもらえませんでしょうか? 」
「親が介護施設に入所するのでお金が必要です。給料をあげてもらえませんでしょうか? 」
「通勤用に新しい車が必要ですので給料をあげってもらえませんでしょうか? 」
等々、中小企業にしか通用しませんが、お金が必要な理由を言って社長に直接交渉してみると案外上がるかもしれませんよ。
もちろん、給料が上がれば社長に感謝。
当事務所の取引先はほとんどが中小企業、従業員規模でいうと50名以下の会社がほとんどです。
そのくらいの規模の会社には賃金表なんてありませんから、賃金を上げるには社長と交渉するしかないのです。
2.必要以上に残業する
現在の日本の労働基準法では、賃金は時間に対して支払うことになってます。
働いた時間に対して賃金を支払わなければならないのであれば、長時間労働すればその分だけ賃金はもらえます、おまけに割増賃金も上乗せされます。当然労働時間の上限がありますが、逆に言うと、その上限までは賃金がもらえるのです。
1日に8時間を超えれば普通割増、22時から翌日5時まででは深夜割増、法定休日に出勤すれば休日割増まで付くのです。
従業員にとって、なんていい法律なんでしょう!
いかにも仕事をしてるふりをして、残業するために仕事を残しておいて、残業します。
最近は残業許可制の会社が増えているので、上司が許可を出すように残業許可申請をして下さい。
運よく残業許可がもらえたら残業する、許可されなければ素直に帰宅する。
まあやってみてください。
あくまでも自己責任でお願いします。