事務職を中途採用する時に面接だけで大丈夫?
「今度入社したあの人、面接の時にはパソコン出来ますって言ってたのに、全然できない。嘘をつかれた。能力不足で解雇したいのですが出来ますか?」
よく聞くこの類の言葉
パソコンできるって言うから、「この文章を清書しておいて」とか、「ここに集計表を作っておいてね」と頼んだら、
「私できません」だって。
「面接の時にパソコン出来るって言いましたよね?」と聞いたら、
「前の会社ではパソコン使って伝票の数字を入力する仕事は得意でした」って言うじゃないですか。
「伝票入力だけ?」と聞くと
「はい、パソコン使ったのは伝票入力だけでした」
その程度のことでパソコンできるって言わないでほしいんだけど・・・。
こういうの何とかならないんですかね?
と聞かれることがあるのですが、それは採用方法が間違っています。
採用する時に面接だけで採用したんでしょう。
なぜ簡単なパソコンの実技をさせなかったんですか?
A 4用紙1枚程度の紙に文章を入力させれば Word の能力が分かるでしょうし、簡単な表を作ってグラフにしてもらったりすれば、どの程度のことができるか分かります。
面接の時に簡単な実技試験をさせれば、この類の失敗は起こらないはず。
簡単な実技試験を実施することは違法ではありません。
本人の言うことを信じて採用したら、解雇することはかなり困難です。
なので、次回からは簡単な実技試験をやってみてください。
会社が求める程度のパソコン能力が無ければ、それを理由に不採用にしても良いのです。
能力不足の人を採用しなければならないという法律はありません。
合法です。
もう一度言います。
面接の時に簡単な実技試験をして、会社が求める能力があれば採用してください。