3月11日、今年もこの日が来ました(2022年3月11日)
今年も3月11日が来ました。
今年は11年前と同じ金曜日。
2011年3月11日のその時には、埼玉県深谷市の会社で就業規則の打ち合わせ中。
曇っていて少し寒かったような記憶があります。
揺れてる?
でも大したことは無いだろう。
あれっ、長いな。
大きくなってきたぞ。
外に出てよう。
会社の駐車場に出て周りを見渡すと、表の国道では電線が大縄跳びの縄のように大きく波打っていて、走行中の車も左側に停車していた。
駐車場に停めてあった従業員の車も大きく横揺れ。
しかし1台だけ揺れてない車がありました。輪止めをしていたのでした。
その後事務所に戻り、就業規則の打ち合わせを続行しながらテレビを付けたら、津波のために逆流する川の延々と流される映像。
打ち合わせが終わったのが18時過ぎ。
事務所に帰るために車に乗り、ラジオを付けたら「新宿駅は入場規制のため、人が溢れています」というザワザワした放送が繰り返されるだけ。
大宮に勤務していた家族に電話しても一向につながらない。というか、ツー・ツー・ツー・ツーという音しか出ません。
当時はいわゆるガラケーでしたので、ショートメッセージも携帯メールも送信は出たようですが一向に返真が無い。
これは? と思い、大宮駅に向かった途中、思いついたようにガソリンスタンドで給油。
(この給油がその後のガソリンスタンドの大行列に巻き込まれなかったのです)
通常、1時間か混んでても1時間30分あれば大宮駅に着けるのですが、ナビを見たら到着までに3時間。
このナビ故障しているのか? と思っていたが本当に3時間以上以上かかり大宮駅近くで家族と合流。
帰りは通常通り1時間程度で帰宅。
あの日から少し経ったとき、車には防災グッズ、運動靴、軍手、タオル、ボックスティッシュ、段ボール箱を常時積載しています。
今では車移動70%、電車移動30%くらいの割合ですので、車に靴を入れておく必要ないと言われることがありますが、実は車だから靴が必要なのです。
私の顧問先は、駅から遠く離れた会社が多く、その会社訪問の時に何らかの災害に見舞われると車が使えればいいのですが、車が使えないような洪水であったり、道路陥没であったり、落石による道路封鎖であったり、地震による完全な道路封鎖が起こったりしたときは歩かなければなりません。そんな時に革靴では5キロも歩けないと思います。そのための運動靴なのです。
それと、2011年3月11日を契機として、歩くことも始めまして、毎年11月に東松山市で開催されている、日本スリーデーマーチには6,7回、すべて30キロコースに出場しています。
災害は忘れたころにやってくる、と言われていますので日頃から準備だけはしておきます。
ちなみに、その会社とは今でも親しくお取引をさせていただいております。
ありがとうございます。